ローマの『バチカン市国』

ローマのバチカン市国へ着いたのは14時を回っていました。
アクシデントで朝までフィンランドへいたのだから仕方がない。
ヘルシンキを出国すると美和宅限り森と水の風景が拡がっていた。
イタリアに近づくと地面のオレンジ色が濃くなってくる。
地中海は青いのですが、地面が乾燥しているのが上空から伺えた。屋根もあわせてオレンジ色なので
余計そう見えるのか・・・。
針葉樹林からオリーブ畑へ。明らかに植生行区域が違っていて面白いですね。

ローマからのタクシーはタクシー乗り場で乗れば定額制。
「タクシー?」と声をかけてくる輩は素通りする。
ローマ市内タクシーの認識ナンバーとマークがちゃんとあるか、乗る前に後ろとドアに確認してから乗車。
キッチリ張り紙に書かれている通りの金額。€48でした。
チップは払わなかったのですが「帰りも自分を呼んでくれ」ととにかく熱心=3
とはいえその場合は別途コール代があるので正規乗り場に行った方が安いんですよね;

ホテルに到着後、すぐテルミニ駅から110オープンバスに乗ってバチカン市国へ。
110オープンバスは日本語での街案内の放送つき。WEBでセール価格だったので日本から予約していきましたが
とても親切でした。WEBの領収書をプリントアウトしておいたのでそれを提示するとスムース。かつ丁寧に対応してもらえて良かったです♪とはいえ110のバチカン市国の停留所は広場を抜けてサンタンジェロ城との中間。城砦の脇という薄暗く裏通り感溢れた場所だったので、夜にバスを待つのは不安に思うかも。
そこから美術館までは15分くらい?土地に慣れていなかったせいもあって迷ってしまいました。

バチカン美術館は日本から予約していったのですが、フライトが遅れたので大幅に遅刻です。
こちらも朝10時に入場する予定で日本で事前にチケットをWEB購入しておいたのですがあまり意味がなかった・・・。
14時入場なので殆ど並ばずに入場できました。

なぜかエジプトのミイラからスタートする順路で、カトリック歴代法王のコレクションの幅広さには面食らいました。
有名なラオコーン、山のようなギリシャ、ローマの彫像。真っ白なもの以外に彩色されているものがありました。
昔はそうしていたのが風雨にさらされて無くなってしまったのでしょう。彩色されているものは生きているかのようで
生々しかったです。

途中、歩き回りすぎてくたびれかけたその時!絶妙のポイントでカフェがありました。
計算しつくされた様な立地です。
高かったけど他に休める所もないので休憩。
エスプレッソが美味しかった~。(※しかし量が少ないのでドッピオを注文するべき)

ラファエロの間を経てシスチィーナ礼拝堂へ。
ミケランジェロ渾身の作品には圧倒されました。
一人で一年半・・・壁一面に描かれた人々のひとりがメッセージを放っています。
座り込んで何時間も観賞したくなるオーラを放っています。
そう思って腰を落ち着けようかとした矢先に
すかざず放送で「座り込みはやめてください」と多言語で警告されました;w

「朝の新宿駅ラッシュ並の混雑」と聞いていたのですがこれは注意をしなければ
天井画に気をとられてスラれても気が付かないかも;
これから行く人は気をつけて下さいね。

そして絵画館へ。本で見たことのある様なイタリア絵画の傑作も多数あるのに殆ど誰もいなかった。上野でしたら一枚来日しただけで人だかりでしょうに;